「宣誓!我々選手一同は、エアーマンシップに則り、新人戦を正々堂々戦うことを誓います!」 宣誓前夜から京大石川と必死に尖りのある鋭い選手宣誓を推敲したものの、朝日新聞航空部長と学連の専務理事を前に、畢竟つまらぬ陳腐な選手宣誓をしてしまったことが本日最大の反省である。 改めましてこんにちは、日常生活で友達の運転怖くて実質ドラ養成になりがち。どうも、新人戦のブログを担当します立命2回の西田です。 本日は諸事情によりノーフライトであった。暇を持て余した我々一行は、関大ノアの給油と買い出しがてら羽を伸ばしにバローへ。 「関大ノア出発出発!!」 行きの車内は東海関西の顔見知りということもあり、かつてない盛り上がりを見せる。各々買い物を済ませる僕らはつかの間の休息を享受した。だがやはり、帰り道バロー木曽川宿舎間の二セパトを過ぎたあたりから今日がまだ一日目ということを思い出したのだろうか。意気消沈の車内、行きの盛り上がりはどこへやら、僕らは木曽川宿舎へと車を走らせた。 そんな中、サブピスト野間さんから衝撃の連絡が届く。「東大と立命は教官部屋へ来るように。」いつの間にか何かやらかしてしまったのだろうか。鈴木にじゃんけんで敗北した立命代表の西田は、東大の魚住とともに二階教官へ恐る恐る出向… そんな緊張した僕らとは裏腹に、伝えられたのは木曽川宿舎へ届いた不在表についてであった。宮地教官から謎の紙袋を受け取り早速開封。その中からはなんと東京大学航空部主将から差し入れしていただいたいかにも上品な生チョコが姿を現した。同立合宿が早期撤収になり、木曽川で東大生の外参を断ったにもかかわらず、一緒に生チョコを食べようと提案してくれた魚住君。君しか勝たん。口に乗せた瞬間に広がる芳醇なお茶の香りと、ひんやりとした舌ざわりが口の中に広がり、繊細な甘さが脳を刺激する。これはたまらん。ただ一つ引っかかるのは、贈呈された生チョコが京都のお茶を使った生チョコであったことである。京都の超名門立命館大学に対し京都の生チョコを送り付けるとは…これは我々に関する挑発なのだろうか。けど、おいしかったのでヨシ! 明日からはついに競技フライト!全力を尽くします!
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